婚活女性が「女子」を自称する事を損得勘定で考えてみる。ゲーム理論っぽく。

婚活系の話題で良く出てくるのが、アラサー・アラフォーの女性が「女子」を名乗る事に一定数の男性が否定的な感情を持つという事。言い争いになっているのをネットで良く見かけますね。ここでは、どっちが正しいとか女子は◯歳までとかそういう論争は抜きに、年齢が高い女性が「女子」を名乗るのと「女性」を名乗るのでは婚活的にどっちが得するかをゲーム理論っぽく考えてみます。結論は損得で言えば「女性」と言った方が絶対得!になりました。

「女子」「女性」それぞれの手札を切った時の結果

ゲーム理論の正確な定義とは違うのですが、まあ「相手の出方が分からない状態で、どっちの手を出したら得かを考える」みたいなイメージで捉えてください。お相手男性が自称「女子」に理解ある人か、否定的な人か分からない状態で、女側は自分を「女子」「女性」それぞれ自称した場合に結果がどうなるかを全パターン組み合わせて考えるという感じです。これが結果です。

「女子」呼びに理解ある男「女子」呼びに否定的な男
「女子」と自称する特に気にならない(±0)ウワッと感じる(-1)
「女性」と自称する適切だと感じる(±0)適切だと感じる(±0)

「女性」と言っておけば誰に対しても減点は無いけど、「女子」と言えば人によって減点の可能性があるという感じです。よって無用な減点を避けるならば「女性」と言っておいた方がいいと言う事になります。
ここでポイントになるのは「女子」呼びに理解ある男性でも、「女子」呼びが加点要素になるわけではないという事です。「プロフィールはアラフォーだけど、女子なんだ!やった!」とはならないという事です。「何歳であっても自分の事女子って呼ぶタイプの人なんですね」となるだけです。
なので、損得だけを考えるなら「女性」と自称した方が得。という事ですね。

「女子を名乗ってはいけないのか」別にいい。あなたは正しい。(けど損するかも)

別に自称女子を否定したいわけではありません。婚活以外のシーンなら間違った使い方というほどではないです。

辞書的には大人も女子と言っていい。

辞書には2番目の意味として「女性」とありますので、大人の女を女子と呼ぶ事は間違いではありません。「女子トイレ」「女子ゴルファー」とかは常識的に使われますので、言葉的には間違いという事はないです。

2008年くらいから市民権を得た表現になってる

大人が女子を名乗りやすくなったのは2008年くらいから出始めた「女子会」という言葉の影響は大きかったと思います。要は飲み会ですので、酒が飲める大人を「女子」と言ってるわけですし、また自分を女子とは言わない人であってもわざわざ「女性会」と言い直す事はないので、そういう意味では大人の女性全員が「女子」呼びに参加している状態とも言えます。

だけど、それでも損はしていると思う。

という事で、大人が女子を名乗る事の正当性はあります。それを論拠に「辞書的には正しい」「みんな言ってる」と相手を論破しても構わないのでしょう。
しかし婚活という場で本来の目的「自分を良く見せたい」という観点で考えた場合、「女子」呼びは悪手だなと思います。一般的には「少女、若い女」の意味ですし、辞書の1番目も「女の子」です。大人の女を意味する「女性」や単に「女」という言葉があるのに、わざわざ若めの意味が強い「女子」を使う女性に対し、男性側はその意図を汲み取ってしまいます。「誤認を狙ってる」「自分を客観視できていない」「実年齢を受け入れられない頑固さが見える」という悪印象がつきまとい、好印象に捉える人は皆無だと思います。有利に進めたい思いでやってるのに、かえって損してるなあと思いながら見てます。

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