ナウシカの「腐海は毒を撒くけど毒を無害化する」という設定は、排気が下手な掃除機と理解した。

漫画「風の谷のナウシカ」の腐海の設定「腐海は汚染された大地の毒を瘴気として撒き散らすけど、同時に毒を無害化する」という設定が最初ピンと来なくて、毒を出すのか無くすのかどっちなんだよと思ってました。
考えてみたら「出来の悪い掃除機みたいなものか?」という解釈に落ち着いたので書いておきます。

作中ではこんな感じで言われている。

腐海は、序盤では毒の塊のエリアのように描かれていて、そこから胞子と瘴気という形で腐海外にも毒を撒き散らすので住めるエリアがどんどん奪われていくという感じに描かれています。
話が進むと、「実は腐海は大地の毒を結晶化して無害化する作用があり、瘴気は腐海が大地の毒を吸収して結晶化する過程でわずかに外部に放出してしまうもの」という事が明らかになります。
なのでイメージとしては「大地の毒を10吸収すると、9を無害化するけど1を瘴気で再放出する」みたいな感じなのかと。ただ大地の毒が膨大すぎて全然終わらないし、日々の生活レベルで見たら瘴気の放出の方がよっぽど迷惑という状態です。

掃除機に例えるとこんな感じ?

という事で、ナウシカ世界の暮らしを一般的なもので例えると何かなと思ったのが、「汚部屋に低性能のロボ掃除機」みたいな状況で例えられないかなと思いました。下記の様な感じです。

ホコリがメチャ溜まった部屋に住んでいる人がわずかに残ったキレイなエリアで生活してるけど、出来の悪いロボット掃除機が掃除してきて排気からホコリを舞い上げちゃうので逃げ続けて、いずれはキレイになるけど掃除中は人間に不健康。

みたいな感じなんじゃないかなと。図にするとこんな生活なのかな↓。赤いほど汚染されているという絵です。

なので、総量としてはホコリは減り続けているけど、生活圏という意味ではすぐには広くならないしなんなら狭くなってるみたいな。

終わりに

という事で、ナウシカ達は、ホコリだらけの汚部屋で巻き上がるホコリにむせながら掃除完了を待つ人。みたいな状況なのかなと思ってみました。
でもナウシカ世界は完全に毒が無くなっても人類は死ぬらしいのでこの説明ではできない別の問題があるのですが、「なんで毒が無くても死ぬの?」については別の例え解釈しているのでそちらもよければどうぞ。↓

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