logicool pebble系マウスはボタンがすぐ壊れるが100均3分で直った。3個壊れた経験者の修復方法

ロジクールの静音マウス系(pebble M350,M350s,POP MOUSE M370等)のクリックの反応が悪くなって、その症状が
・クリック音がするまで押してるのに反応しない事がある。
・強く押せば反応する。
だった場合、ほぼ原因はスイッチ部の消耗だと思われます。私は3個壊れましたが全部それでした。私が直した方法を2つ紹介します。1つは100均の接点復活剤。もう1つはスイッチ交換(数百円だけど要ハンダ)です。

スイッチ部の接点不良の簡単な対策は接点復活剤。

マウスのクリック故障をググると「ホコリを除去」とか「電池を外して放電」とかが出てきますが、それらでは直らず、強く押さないと反応しない症状の場合はクリックのスイッチ消耗の可能性が高いです。左クリックに症状が出たなら確率は大。高頻度で使ったため接点部が消耗して十分触れなくなり反応が悪くなってると思われます。

接点復活剤で回復する。100均でも代用可能。

スイッチの接点不良を解決する目的の接点復活剤という商品があり、オイル状の液をスイッチ部に垂らすと接触不良が解消するというものです。有名な商品はKURE2-26です↓。小さいものなら500円くらいです。

持っていると錆止めとかにも使えて色々便利なので買っておいて損は無いのですが、マウス修復に使う量はほんの数滴レベルで事足りるので500円でももったいないな…という場合は、100均でも代用できます。100均に接点復活剤は売ってないのですが、ダイソーの潤滑防錆スプレーで代用できます。KURE 2-26の主成分表記は「鉱物油、防錆剤、石油系溶剤」とありますが、ダイソー防塵スプレーも「鉱物油 石油系溶剤 防錆剤」とあり、配分は違いますが概ね似たものです。

塗り方は簡単です。まずはスプレーを皿に吹きかけて液を数滴分貯めてそれを爪楊枝や針金などにつけます。

マウスは蓋を空ける(磁石なので引っ張れば取れます)とクリックのスイッチが露出しますので、そのスイッチ周り(写真の黄色の丸周辺と黒の隙間。爪楊枝の先端が当たっている箇所)に垂らして隙間から染み込ませるように入れます。
本当に少ない量で大丈夫で、「本当に入った?」くらい少量垂らしたらクリック確認して、復活しなかったらもう一回垂らすくらいで最低限の量でやっていく方がいいです。多少多くても致命的な事は起きないと思いますが、この液はほば揮発しないので1ヶ月後でもまだ濡れてるみたいになり特にいい事はありません。必要量は見えない接点部に一滴以下入ってればいいイメージです。

あとは余計な液(上の写真だと黄色の上に乗ってる液は余計なやつです)を綿棒などで拭き取って、数分放置したら蓋をはめ直して完了。
私はこれでクリック反応が元通りになりました

動きは良くなるが、なんかクリック感は弱まった気がする。

問題自体は解決したのですが、新品とは違うフィーリングな気がひます。なんというかクリック音が新品より静かになりました。良く言えば静かなのですが、クリック感が弱いとも言えます。使用上は特に問題ないですが、根本的にはヘタってるのだろうなという感じはあります。

それでもダメなら「スイッチ交換」。100~200円だけどハンダ使う。

接点復活剤で良くなりそれで解決することもあるのですが、またしばらくすると反応が悪くなる事もあります。私の場合、2台は接点復活剤だけで解決、1台は接点復活剤だけはまた再発する感じでした。
このスイッチはミュートマイクロスイッチとか呼ばれる汎用的なもので、6mm×6mm×4.3mmの同じ大きさのスイッチはamazon等で普通に売っています。単品売りは少ないものの、2個セットとかで売っていて1個あたり100〜200円になります。私は下記のものを買いました。

これで取り替えると新品同様のクリック感と反応の良さが戻りました。費用も大してかからずより新品に近くなる良い解決方法です。技術が多少要りますが、はんだが使える人ならそんなに難しくなく交換できると思います。

ミュートマイクロスイッチはそんなに耐久性無いのだと思う。

一般的なマウスのスイッチは「カチカチ」という音がするスイッチ(こういうマイクロスイッチ)ですが、この静音スイッチはミュートマイクロスイッチとかタクタイルスイッチと呼ばれるもので、「コクコク」という感じの静かな音が特徴で構造が違います。イメージしやすいのはハリガネ等で押すリセットスイッチ。あの押し心地です。
左右クリックとも同じ構造ですが3台使って壊れるのが必ず左クリックだったので、高頻度で押すと消耗するようなものなのでしょう。構造的な理屈などは分からないものの、一般的なマウスがカチカチうるさいのを差し引いてでもその構造にしているというのは耐久性や信頼性においてそっちが最適だと判断したからなのでしょう。なのでこの商品は静音を優先して耐久性については目をつぶるという方向性の製品なのだと思います。サイズ、値段、静音など総合的には気に入っているので耐久性が低いのは残念ですが修理しながら使っていこうと思ってます。

2年以内なら保証が効くのでそれ使うのが一番いい。

ロジクールのマウスはたいてい2年保証がついてますので、通常の購入方法で2年以内に症状が出たならば保証対応するのが一番確実です。私は使ったことはないのでわかりませんがおそらく良品と交換してくれると思います。逆に接点復活剤やボタン交換のような自己改造したら保証が受けられなくなると思うので今回の方法は保証が使えなくなった時の自己責任の対策として考えたほうがいいです。
私の場合はケチってフリマサイトから未使用品を買ったり、2年以上使ってから発生したので保証が使えませんでしたが、まずは保証を頼ってそれでもダメな場合に紹介した方法を使うのがいいと思います。

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