【体験レポ】ジェットウォッシャードルツ使ったら感動より恐怖が上回った話。歯カスの謎の法則を見つける。

私は歯が悪くて虫歯の治療に結構お世話になっています。なんとかしないといかんと思って色々調べてました。

以前の私

 ・一日二回歯磨きしているのに頻繁に虫歯になってた
 ・食後はだいたい歯に詰まり取るのに苦労

口臭については特に自覚はなかったですが、その辺も改善すればとは思ってました。

口からザリガニというキャッチフレーズに惹かれ

そんな中、「口からザリガニが出てくる」という謎のキャッチフレーズを聞き、なんじゃそりゃと思いながら気になって調べて辿り着いたのがジェットウォッシャーとかウォーターピックとか呼ばれるジャンルの商品。水流で歯につまったカスを洗い流す仕組みですね。自分の虫歯体質をなんとかするために、まだ見ぬザリガニを退治してやろうと思い購入を決意。

使用した感想。すごい!すごいが「恐ろしい…」

購入したのはパナソニック ジェットウォッシャー ドルツ(型番:EWDJ52W)。携帯タイプです。
2024年現在は最新型であるEW-DJ55-W↓が販売していますが、本体に差は無く違いは付属ノズルの差(舌磨きノズルとポイント磨きノズルが追加)だけです。今買うならEWDJ55ですが、性能に差はありませんのでレビューとしては同じものとして読んでいただいて問題ありません。

いざやってみると、出るわ出るわ。食べカスが。毎回20粒以上は何かが出てくるのです。肉料理なんかの後だと倍増します。しかもこれ、歯磨きと口をすすいだ直後なのにこれだけ出てくるのです。
どんなにしっかり歯磨きしても出てきます。感想としては「ドルツすげー!」という感動よりも「今まで何十年も、こんな量のカスを詰まらせたまま毎日過ごしていたというのか…」という恐怖の方が上回りました。そりゃあ虫歯になるはずです。

ザリガニについてですが、最初の1ヶ月あたりは確かに出てきました。歯茎と歯の特定の隙間に撃ち抜けるような角度で使うと、血のようなドブのような匂いの液体?が出てくるのです。ウエッと思いながらもうれしさ半分でしたが、これは1ヶ月もするとほとんど出なくなりました。蓄積型の何かだったんでしょうか。これは退治した感があります。

しかし食べカスは違います。毎日必ずコンニチハしてくるのです。もう1年以上使っており、恐怖を知った私は以前より丁寧な歯磨きになったと思うのですが、どんなに磨いても必ず毎日出てきます。つまりこいつらは蓄積ではなく、常に毎食生成される存在なのです。終わりがないデイリークエスト。ドルツなしの生活には戻れないのです。恐ろしや…

他の方法も試したけど、これが個人的ベストとの結論に(シャワー、フロス、据え置き型)

1.シャワー

買わずに済む方法があるならそれが一番という事で最初に考えた代案がこれ。「風呂場のシャワー」。我が家の風呂のシャワーには強い水流を集中的に出す機能があります。「これを歯に浴びせれば水圧強いし水量も無制限。出費もないし最強では?」と考えてやった事がありますが…結果はダメでした。水が太いんでしょうか、隙間に入っていってないようでほとんど取れてませんでした。実際ドルツ購入後に「シャワーで徹底的に口掃除→ドルツ」をした所…ドルツ時にめっちゃカス出てきましたよ。やっぱ効果無いんです。

2.フロス

専門家はフロスの方が良いと言います。実際その通りだと思います。あの糸の物理的なパワーは水流では作れないでしょうから。しかし!フロスは取ったカスがいまいち見えない。だからどの隙間にカスがあったのかわからず歯の特性がつかめないんですよね。あと、歯間ごとにぬぐったりしないから、カスが付着したフロスが次の歯間に差し込まれていくって…なんかイヤじゃないですか。ドルツだと撃った時に即カスが外に出るという衛生感と、どこに詰まってたかわかるフィードバックの良さが日々の継続モチベーションを上げるんですよ。なのでフロスの方が優れてるとわかっていても、精神的にドルツを続けたい!やるならドルツと併用で!

3.据え置き型

ドルツには携帯型と据え置き型の両方があり、据え置き型の方がタンク容量が大きいという所が強みです。ここは迷いましたが、結果としては私は携帯型で十分でした。確かに最初のうちは水が切れて途中で給水しないといけない事が多かったですが、慣れてくると自分のカスの溜まりやすい所、溜まらない場所がわかってきて、また撃ち込み方もわかってくるので1回の給水で全箇所掃除する事もできるようになりました。洗面所周りの間取りにもよりますが、結局タンク給水の手間と、コンセント差し込みや持ち運びの手間を考えてどちらが楽か?と考えると私の家の場合は携帯型の方が合ってました。

もう手放せない。壊れたらすぐに買い直す。

ドルツについては一度知ったら戻れない世界に連れてかれてしまった感じです。ただそれは、恐怖に縛られた世界でもあります。あんなの見ちゃったら怖くてそのまま寝れないです。少しでも早く気付けてよかったのか、見るんじゃなかったのか…

そういえば最近は歯医者の定期検診では、きれいに磨かれていると言われるようになりました。でもまだ残ってたりする事もあるので、やっぱフロスもいるのかな…

余談:発見。歯間のカスは一つ前の食事の分しか出てこない。

「今まで何十年も歯にカスが入ってたことが怖い」と言いましたが、ドルツを使い続けた事で一つ気づいた事があります。それは「歯間のカスは基本、直前の食事」です。

例えば
 ・朝食:鶏肉(茶色)
 ・昼食:唐辛子料理(赤)
 ・夕食:ネギやほうれん草料理(緑)

を食べたとします。夕食後にこの日初めてのドルツを使うと、これら全てが出てくるのではなく夕食のカス(緑系)だけが出てきます。朝や昼のカスはほとんど出てきません。
かといって朝食や昼食がカスの溜まりにくい料理だったわけではありません。実際この状態で朝食後にドルツをすれば茶色カスが、昼食後なら赤いカスが大量に出てきます。

これはつまり、食事をすると前まで詰まっていた歯間のカスが新しい食事のカスに追いやられて入れ替わる、という事なのではないかと思います。なので歯間に何年モノのカスが蓄積しているという事はたぶんなく、常に代謝(?)されているという事なのだと思います。
しかしそれだとしても、ドルツをしなかったら夕食後のカスはそのままに就寝している事になるので、正確には「今まで何十年も、毎晩歯カスを詰まらせたまま寝ていたのか…」という恐怖になりますね。

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