コインチェックはスマホ(iPhone)から逆指値できない?→一応できる。2種の解決方法を紹介。(簡単だが使いづらい方法、大変だけど柔軟な方法)

ビットコイン(bitcoin)取引する際に使うcoincheck。取引手数料無料で便利なのですが、1つ大きな悩みがあります。それは「スマホ(iPhone)から逆指値注文ができない」という所です。iPhoneを使っている私にとってこの仕様は出先で何か合った時に対応がしづらくて、なんとかならんかなと思ってました。調査の結果いくつかの方法を見つけ、結果として行き着いたのは「リモートデスクトップ」か「自作」でした。

公式にできるのはPC版トレードビューのみ。スマホはブロックされている。

コインチェック公式HPによると、逆指値が使えるのはPCからブラウザでログインして入るトレードビュー機能でのみ使用可能との事。PC、タブレットのブラウザから利用可能です。なのでPCやタブレットを持ち歩いていればいつでも逆指値は可能です。しかし!やっぱりこれを常に持ち歩くのは現実的ではないです。スマホでやりたいわけですが、iPhoneのブラウザからトレードビューにアクセスするとスマホ専用の画面になってしまい、そこには売買ボタンが一切ないのです!見る専用の機能になります。

iPhoneでトレードビューを表示すると売買ボタンなどが表示されない。

またスマホアプリからはこのトレードビューは開けません。それどころか通常の売買をするための取引所(手数料無料)を開くのもかなり入り組んでいて、「急いでいる時は販売所(スプレッド=手数料がかかる)使ってね」という意図を感じます…つまりコインチェックはスマホから高度な売買を提供する気はないように見えるので、待ってても対応する事はないんだろうなあという感じが伝わってきます。。商売だから仕方ないのだろうけど、でもやっぱりスマホから逆指値は使いたい!

作戦1:「デスクトップモードで表示」は何使ってもダメ。

まず最初に考えたのは、要はPC用サイトを開けばいいんでしょという事で、safariの「デスクトップ用webサイトを表示」を使用する作戦を試してみました。しかしダメです。レスポンシブデザインで組まれているせいでどうやってもPC用ページにはならずにモバイル表示になります。safari以外のブラウザ(chrome、firefox、Edge)も試しますがダメです。それもそのはずiphoneのブラウザアプリは別物を使ってもレンダリングエンジンは同じ「WebKit」なので、大きく挙動が変わる事はないのです。以前はpuffin web browserなど外部レンダラーを強引に使ったブラウザもありましたが、現状それもダメでした。

作戦2:リモートデスクトップ → できる!けどいくつか難点あり。

直接スマホのブラウザから開けないならば、PCで開いておいてそれを遠隔アクセスすればいいじゃない!という事でリモートデスクトップ作戦です。

選んだのは「chromeデスクトップ」これをiPhoneにインストール。そして自宅でPC起動してトレードビューを開きっぱなしにして外からスマホでアクセス。

お、これはできる!トレードビューが外から見れる!そして逆指値を入力、注文する事もできた!なんとかできました。
操作性は劣悪です。スマホの画面越しにPCの横長フルスクリーンを操作する事になりますし、逆指値注文をするには数値入力が必要になりますが、ソフトキーボードでの入力は直感的ではなく秒を争うような注文には使えないです。それでもできないよりはマシです。逆指値はたいていそんなに急がないシーンで使う手法ですので入力に手間取ってもなんとかなるでしょう。
あと自宅などでPCをつけっぱなしにしておかないといけないし、PC側が不意に自動更新とかが走ってシャットダウンなどしたら使えなくなる等の懸念もあり万全の方法ではないのですが、手間と金をかけずにできる策としてはこれが最善の策ではないでしょうか。

 




作戦3:無いなら作るしかない(Pythonista) → 最低限は動いた!

もう少し手軽に設定できないものかと思い、至ったのは「自作」。コインチェック自体は自動売買プログラム等のためにAPIを公開しているので売買プログラム自体は自作可能なのです。

本格的にiphoneアプリを作る方法もありますが、それは大変すぎるので自作でちょちょっと作れる方法を考えました。iPhone内でpythonを実行できる「Pythonista 3 」というアプリを使えばいちいち開発者登録などはせずに使えるので気軽です。現在1220円するアプリですがこれをまず購入し、その上でpythonコードを作成し実行するのです。

pythonには「ccxt」というcoincheckを含む多くの仮想通貨取引所に対応した便利な売買ライブラリがあるのでそれを利用、とりあえず最低限動けばいいやという事で汚いソースの切り貼りでなんとか作ってみました。

という事で完成したのが下記のもの。iphoneで動いている画面です。

トレードビューに存在する指値注文、成行注文、逆指値(かつ指値注文)、逆指値(かつ成行注文)の売買両面の操作ができます。実際にここから注文を通し約定する事にも成功しています。左上は指値(逆指値)の数値入力欄、右上は売買量を比率で指定です。なの基本全ツッパという漢らしい仕様!逆指値と指値をバラバラに指定する事もできない!荒削りですが、常に逆指値ができるようになったのは本当に精神的に助かる!けっこう愛用しています。

簡単な作りなので自分だけで使う感じでやってますが、要望があったりしたらもう少しコードを整理して公開していきたいなと思っています。

マルチプレックス広告

コメント

タイトルとURLをコピーしました