※2023/7/6追記：公式で2024年映画の発表があり「のび太の地球行進楽（シンフォニー）」というオリジナル作品である事が判明しました。下記は発表前に予測していた記事となります。本命予想は概ねあっていましたが、脚本家予想が外れちゃいましたね。
——–
「ドラえもん のび太と空の理想郷」エンドロール後に来年の予告（おまけ映像）が流れますが、そこから2024年映画がどんな内容か読み解きたいと思います。新作なのかリメイクなのか？
予告映像の内容と読み取れる事
・コンサートホールのような場所で舞台のカーテンが開く。
・楽器を持ったおもちゃ（ブリキの兵隊、フランス人形、犬のぬいぐるみ、超合金ロボ）が登場
・指揮者の格好をしたドラえもんがひみつ道具「ロボッター（つけるとロボットになる）」をおもちゃに撒く。
・おもちゃが動き出し演奏会が始まる。
・ドラえもん、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンが楽器を持って全員集合
・「2024年春 公演決定」と一旦表示されるが、「公開決定」に修正される
スタッフロールから、おまけ映像の製作は今井一暁と残り5名。
本命予想と、大穴予想
本命は「オリジナル新作映画（ベース短編も無し）」
過去の法則からすると、間違いなく新作映画
2024年は99%の確率で新作映画だと思います。
今までの過去作の法則として、リメイク作品をやる時は予告映像にゲストキャラを登場させるなど直接的なヒント映像を使ってきたという慣例があります※1。
無理矢理共通点を見い出すレベルの映像の時でリメイクだった事は今までありません※2。今回の映像は旧作リメイクを直接連想させる要素は見当たらないので、新作でしょう。
※1.宇宙開拓史はチャミー、鉄人兵団はジュド、日本誕生はペガグリドラコが登場と、固有名詞が分かるレベルで直接的なヒントが提示されています。大魔境なんて原作のコマそのまま登場で疑いようの無いヒントでした。宇宙小戦争もピリカ星とロケット、スターウォーズ風の演出など、これ以外に無いというレベルでヒントが出てきます。
※2.予告映像にモアが出たから「モアが登場する雲の王国か？」との予測は外れ「奇跡の島」だった等。「空の理想郷（空のユートピア）」も飛行船だから創世日記かもという予測ありましたが違いました。キーアイテムでないものをリメイクのヒントにした事は今までありません。
元となる短編はあるのか？
新作だとしても、短編作品をベースに長編化するパターンもあります。（緑の巨人伝など）今作にベース短編はあるのでしょうか。
ひみつ道具ロボッターが登場する短編は「ロボッターの反乱」です。ロボットの反乱と言うと長編向きっぽいですが短編はコミカルな内容ですし、音楽要素はラジオが流行曲を流すシーンはあるものの予告の楽団的な方向とは違うのでこれが短編のベースになる可能性は低そうです。
その他「おもちゃ」「音楽」という内容は短編を探せば多数あるモチーフではありますが、あの予告映像に直接的なベース短編は無いと思われます。
ただ「のび太の人魚大海戦」は、予告には人魚しか映らないのでベース短編を読み取る事はできなかったが短編「深夜の町は海の底」を序盤のベースにした例もあるので、予告映像と無関係の短編を使う可能性はあります。
次回作の具体的な内容は？
2024はリメイクの可能性は低くベース短編も見当たらないため、予告映像の範囲から内容を予測するしかありません。予告映像で一番目立っていたのは「演奏、音楽」です。おもちゃだけでなくのび太達も楽器を持って登場しましたし「公演決定」と表示されるなど音楽団的なモチーフになると思います。音楽の異世界で冒険とバトル！という感じではなく、演奏会そのものが主題となるような今までにない挑戦的な内容になるかも？と予想します。
監督はたぶん今井一暁。て事は川村元気脚本？過去２作は新作と半リメイク
おまけ映像を作った人が次回作の監督というのが今までの慣例なので、2024監督は今井一暁でほぼ確定です。
過去作は「のび太の宝島」「のび太の新恐竜」。この２作は「君の名は。」プロデューサーとしても有名な川村元気を脚本に迎えており、監督より川村元気脚本が目立つ扱いでした。今回も川村元気かは不明ですが、今までの流れだと可能性大です。
過去作は一つは完全新作の宝島でしたが、もう一つはのび太の恐竜から着想を得た半リメイク作作品の新恐竜でしたので、こういう思い切った形で旧作を使ってくる可能性もあります。
対抗は「のび太とブリキの迷宮」リメイク
サプライズのリメイクという可能性で考えた場合、予告のおもちゃの兵隊はブリキ風でロボットとして動き出します。となるとブリキのロボットが多数登場する「のび太とブリキの迷宮」と共通点があります。ひみつ道具ロボッターは短編では「ロボッターの反乱」で出てくる道具で「ロボットが反乱する」という共通点もあります。
ただ予告にブリキの迷宮のキャラはいませんでしたし、ブリキの迷宮のロボが反乱するのはロボッターは関係なく、チャモチャ星の独自の進化の末の話なので無関係でしょう。この可能性も無いと思います。
大穴は「のび太のねじ巻き都市冒険記」リメイク
予告編は「人形に命を与えている」とも言えるので、その意味では「のび太のねじ巻き都市冒険記」の要素とも解釈できます。
ただ、こっちでは命を与える道具がタイトルにもなっている「生命のねじ」なので、それをロボッターで置き換える事は考えにくいです。（ロボッター都市冒険記になっちゃう）この可能性も大変低いでしょう。元々この作品はリメイクするには厳しい要素が多いと思いますし（詳細は↓）
ロボッターが出てくる映画は雲の王国、宇宙小戦争
ロボッターが登場する旧作映画は2本あります。
一つは雲の王国。雲の切れ端にロボッターを入れて雲ロボットを作り王国の建造を任せます。ただこの作品のロボッターは短編や予告に出てきた粒状のものではなく骨格型の道具で、雲を盛ってロボットにする道具です。予告のものと違うので可能性はほぼ無いでしょう。それに2年連続で空に浮かぶ世界にするのも考えにくいですし。
もう一つは宇宙小戦争。特撮撮影のために人形などにつけて使います。こちらは道具の形も粒状で用途も似ていますが、すでにリメイク済みなので可能性はゼロです。
終わりに
来年のドラえもん映画を予想しました。新作なのはほぼ確定的ですが、ベース短編なども見当たらないので内容はほぼノーヒントの状態で未知数です。続報を楽しみにしておきましょう。
コメント