ニトリで販売しているマグネット付きお風呂グッズ、壁に貼り付ける事で水が切れて衛生的というものです。その中で湯おけは素晴らしいのですが、椅子の方はちょっと微妙だったので気になった構造的な点と解決策をメモしておきたいと思います。
マグネット湯おけと椅子、それぞれのつけた感じ。
まずは湯おけ。私の持っているのは「マグネット湯おけ(W657)」です。ニトリではもう売ってないようですが、たぶん下記商品のOEM的な存在だと思われます。
壁につけた感じは下記の感じ。キレイに水が流れ落ちて翌日にはしっかり乾燥していて大満足です。

次に椅子の方。「マグネットフロイス(SG H23)」というやつですがこれを壁に設置するとこんな感じになります。↓

残念ながら水が流れ落ちずに溜まりっぱなしになっている事があります。こうなると自然蒸発は期待できず、翌日も乾燥していません。水はけによる衛生的な運用を期待しての商品なのに、こうなってしまうのは期待外れです。
構造的に考えると、桶と椅子は向き不向きがある事に気づく。
よくよく考えてみると、ニトリに限らずこの2つには構造的に大きな違いがある事に気づきました。湯おけは90度向きを変えて壁に設置されるのに対し、椅子は角度が変わらず壁に設置されるという事です。
湯おけは地面に置くと構造上、中にある水は溜まりっぱなしになりますし、逆さまにしたとしても地面を覆う事になり通気性の点で不十分になります↓。それをマグネットで壁面につけると横向きになり水も溜まらず通気性も良くなり翌日にはカラッとなるというわけです。

しかし、椅子は4本足で接地しているだけなので元々そこまで通気性が悪いわけでもなく、商品ページに掲載されているような向きで壁に貼り付けた場合は結局地面に置くのと同じ向きなので地面でも壁でも水は溜まります。

という事で、理屈の上では壁も地面も水はけに大差ないという事になり、であれば最初から水はけのよい傾斜のついた椅子を選んで地面に置く方が合理的という事になります。
椅子の解決策はこれ!
壁につけても結局水が溜まってしまったのですが、解決方法がありました。それは「壁に斜めに貼り付ける」です。下記のような感じです。

こうすれば水が貯まるような平面がなくなるので全部水がはけてきれいに乾燥します。
完全横向きでも良さそうに見えますが、そうすると側面が水平になるのでそこに水が貯まる場合があります。なので乾燥重視なら斜め設置が確実です。見た目はアレですが。
まとめ
という事で、椅子の方は広告に出ているような感じで「見た目にもキレイ、乾燥もばっちり」という感じを期待するとちょっと不十分です。見栄えを諦めれば実用性は十分なので、その辺が割り切れれば使える商品だとは思います。
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