ナウシカの「瘴気は毒だけど0だと生きれない」謎設定を塩で理解してみた。実は健康漫画?

漫画版「風の谷のナウシカ」では、あの世界に住む人類(ナウシカ含む)は世界にはびこる毒(瘴気)に悩まされており「少量でも吸い続けると寿命に関わる」「一度に大量に吸ったら致命的になる」というものとして描かれています。しかし同時に「瘴気の毒が完全に無い状態でも生きていけない」という設定もあり、どんな毒じゃというイメージを持っていました。現実世界で例えるならどんな状況なんだろうと考えて、「塩みたいなものか?」と思った事を書き綴ってみます。

前提

作中の登場人物の大半を占める現人類(ナウシカもそれ)は、実は旧人類によって人為的に作られた種族で、毒に関して下記の様な特徴があります。

・毒(瘴気)は基本有害ではあるものの少量なら耐性を持つ。
・毒を多く吸い続けると体が硬化するなどの影響が出て、寿命が出る
・一度に高濃度の毒を吸うと即死する。
・しかし毒が全く無い状態でも生きてはいけない。

やっぱ「無さすぎても死ぬ」っていうのが毒らしからぬ設定です。
またナウシカ世界には毒の耐性が異なるいくつかの人類や生物が登場し、以下のように分かれます。

■将来の新人類(作中直接は登場しない)
・毒が完全に無い世界でも生きられるとされる。
・毒への耐性は不明だが、わざわざ人為的な人類作ったくらいだから耐性無いと考えられる

■蟲、腐海
・毒に対する完全な耐性を持つ。
・腐海は毒を取り込み無害化する能力を持つ。
・毒が全く無い状態では生きていけない。

塩で例えるとこんな感じ?

これを現実世界で例えると何かなあと思ったのが、塩分です。
医療的に正確な情報ではなく軽くググったレベルの情報ですが、人間は塩分摂取が多いと健康面で悪影響があり、こんな感じのようです。

・摂取量が常に多い状態を続けると高血圧や腎疾患などの様々な病気に繋がり寿命が短くなる。
・一度に大量の塩分を摂取すると急性死亡する事もある。

一方で塩分の構成要素であるナトリウムは生命維持に必須の要素でもあるので

・塩を一切摂取しないと生きてはいられない(他の栄養素を全て摂取していてもナトリウム欠乏で1週間程度しか持たない)。

という特徴もあり、完全無塩で生きる事はできないけど、取りすぎは命取りみたいな感じが似てますね。

なので、ナウシカ的状況を現代で例えると、「気をつけないとすぐに塩分過多になる時代に生きているから気を付けて生活する必要がある」みたいな感じにも見えてきます。気をつける生活というのは塩などを振らずに食べる生活って感じかもしれませんが、自然界の植物や肉にも塩分は含まれていますので仮に素材を無調味で食べても塩分は自然に摂取されるので無塩生活というのは今の世界では普通できないので特に心配ない。でももし人工的に完全無塩食料の世界が来たら生きてけない。みたいな。

もう一個例えてみる。塩を吸うは分かりにくいから、汽水魚みたいなもの?

人間の例だと塩と思いましたがそもそも塩だと吸うように自然に体内に入ってくるものではないので、もう少し例えを変更してみようかなと思って「汽水魚」で例えてみます。
汽水魚は淡水と海水が混じった場所でしか住めなくて、海水に近くなるほど身体にダメージが出てきて、一定濃度を超えた海水に行ったら死んでしまう。でも淡水に行ってもそれはそれで生きてけない。みたいな感じで例えるとどうでしょうか。(実際は汽水魚は淡水でも簡単には死なないらしいので完璧な例えにはなってないですが)
で、瘴気=塩みたいなもんの例に当てはめると

・現人類(ナウシカら) … 汽水魚(少し塩の耐性があるが強いのはダメ。0もダメ。)
・新人類 … 淡水魚(塩0でも大丈夫)
・蟲や腐海 … 海水魚とか海藻(強濃度の塩があっても大丈夫)

みたいなイメージで、さらに海水魚では説明できないけど蟲は「広大な海水を少しづつ淡水化する存在で、膨大な時間をかけて世界は全て淡水化する」みたいな特徴を持ってる。みたいな。

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